北向観音を知ろう!

北向観音について

北向観音は、長野県上田市の別所温泉にあります。

北向観音堂

上の写真はいわゆる北向観音(本堂の北向観音堂)です。
北向観音の境内に設置された立て札に縁起が書かれていますので確認してみましょう。

北向観音の境内にある立て札

本尊は千手千眼観世音菩薩で北斗星が暗夜の指針となるように、この北向きの、み仏は衆生を現世利益に導く霊験があり、南向きの善光寺と相対し古来両尊を参詣しなければ片詣りになるといわれている。
天長2年(825年平安時代)常楽寺背後の山が激しく鳴動を続けた末、地裂け人畜に被害をあたえたので、これを鎮めるため慈覚大師が大護摩を厳修すると紫雲立ちこめ金色の光と共に観世音菩薩像が現れた。大師自らこの霊像を彫み遷座供養したと伝えられている。木曽義仲挙兵の際消失したが源頼朝が再興し、その後北条義政及び代々の上田藩主より寺領の寄進があった。
厄除け観音として全国に有名であり芸能人の信仰も多い。

寺院は南向き(あるいは東向き)であることが一般的なのですが、北向観音堂は名前の通り北を向いています。そして、善光寺のご本尊は阿弥陀如来(一光三尊阿弥陀如来像)であり、極楽浄土に導いてくれるという来世に対してのご利益があります。北向観音のご本尊は千手観音菩薩(千手千眼観世音菩薩)であり、災難、延命、病気治癒などあらゆる現世利益にご利益があります。

このことから、「現在」と「未来」のいずれかだけでは片詣りと言われており、両方をお詣りするのが良いとされてきました。

北向観音は裏善光寺とも言われることがあるのですが、実際には、善光寺と北向観音の両方をお詣りしないとご利益が受けられないということよりも、現在と未来のいずれのご利益も頂戴するためにたまたま向き合っている善光寺と北向観音を両方ともお詣りするというのが正しいといえそうです。

ならば、なぜ北を向いているのでしょうか?

それは、北向観音の本坊である常楽寺が北へ400メートルほどのところにある、からだと言われています。先に紹介したように、寺院は一般的に南向きが多いので、常楽寺(天台宗)と向かい合うということは北向きになるということなのです。それが、いつしか善光寺との両詣りの話に繋がっていったということのようです。

北向観音と常楽寺の位置関係

グーグルマップで、北向観音と常楽寺の位置関係をポイントしてみました。北向観音が1、常楽寺が2です。
一直線上の完全な南と北の関係ではないようですが、向かい合っているならば確かに常楽寺が南を向いて、北向観音堂は北を向いているといえます。

善光寺と北向観音の位置関係

北向観音と善光寺の位置関係を同じようにマッピングしてみました。北向観音が1、常楽寺が2、善光寺が3です。
北向観音と常楽寺はほぼ重なってしまっていますが、北向観音が向いている方向(方角)は確かに善光寺が存在する方角だといえます。

北向観音は善光寺との関係も有名ですが、それ以上に「厄除け」としても北向観音は有名です。正月に行われる護摩祈願や祈祷では、多くの参拝者で賑わいます。(護摩や祈祷は毎日行われています)

混み合う北向観音

北向観音に実際にお詣りに来れば分かりますが、普段はそれほど混雑しているということはありません。時期にもよりますが、むしろ人が少なくて驚くことも珍しくありません。

ところが、年末年始になると全く違う光景を目にすることになります。
例えば、普段の参道はこんな感じで、参拝者もパラパラといった感じです。

北向観音の普段の参道

ところが、初詣のシーズン(正月の三が日)はこんな感じに初詣客で埋め尽くされます。

初詣シーズンの北向観音の参道

参道の先に見える階段の上には北向観音堂(本堂)があるのですが、階段も参拝客でいっぱいですね。もちろん、本堂の前もこんな感じで賑わっています。

初詣の際の北向観音本堂前

北向観音は境内も含めてそれほど大きな寺院ではありません。
ところが、見所はたくさんあります。当サイトで情報をゲットして見逃さないようにしてください。

また、最近では恋愛成就やパワースポットとして若者にも人気です。北向観音で「現世のご利益」をしっかりとゲットしましょう。

北向観音の見所一覧マップはこちらで紹介しています。

 

 

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